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zoom RSS <プロジェクトマネージャー・午後U>解答例2(品質マネジメント関連)

<<   作成日時 : 2010/02/07 09:04   >>

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前回の続きです。


(問題文)
平成19年 秋期 問3「情報システム開発における品質を確保するための活動計画について」

<解答例>
(実際の解答用紙と同じように20文字で改行しています。)

設問イ
2.品質上の目標を達成するために作成した
活動計画
2.1 信頼性の面での目標
 信頼性の面での目標である「システムテス
トにおける不具合発生率(不具合発生数/テ
ストケース数)が1%以下」を達成するため
に作成した活動計画は以下のとおりである。
 まず、品質を作りこむためのプロセスとし
ては、プロジェクトの状況を考慮し、以下の
2点を計画した。
・成果物(設計書・仕様書・結合テストケー
ス)については、各チーム内でのレビューだ
けでなく、チーム相互でのレビューも実施し
た。これにより、複数の機能をまたがるよう
な処理やデータのやりとりについての品質向
上を図った。
・プログラム作成・単体テスト実施に際して
は、独自のチェックリストを準備し、各メン
バーに自分の成果物をそれを用いてチェック
させた。
一般的なプログラム作成上の注意点
だけでなく、今回のプロジェクト独自の観点
(統合相手先システムとのデータの整合性は
問題ないか、など)も取り入れた。
 一方、品質を確認するためのプロセスとし
ては、以下の2点を実施した。
・システムログのつき合わせを行った。当行
側システムのログと相手行側システムのログ
を、両方を接続した状態で操作を行って、操
作後につき合わせを行い、相互に矛盾がない
か検証した。
・PM自ら、テスト結果の抜き取りチェック
を行った。実行したテストケースは膨大であ
ったため、全ケースについてチェックを行う
ことはせず、ランダムに選択した一部のテス
ト結果について、設定テストケース通りのデ
ータが入力されているか、テストエビデンス
は全てそろっているか、の観点でチェックを
行った。これは、メンバーもしくはチームリ
ーダーが品質チェックを怠ったり、あるいは
進捗について虚偽の申告を行ったりするのを
未然に防止するためであった。開発規模が大
きく、メンバーの数が増えると、モラルの低
いメンバーが居ないとも限らない。
2.2 性能の面での目標
 性能の面での目標である「夜間バッチ処理
時間が10時間以内」を達成するために作成し
た活動計画は以下のとおりである。
 まず、品質を作りこむためのプロセスとし
ては、プロジェクトの状況を考慮し、以下を
計画した。
・バッチジョブの処理時間については、各ジ
ョブごとに目標時間を設定し、それが達成で
きる見込みがあるか、設計段階で有識者によ
るレビューを実施する計画をたてた。
 また、品質を確認するプロセスとしては、
以下2点を計画した。
・日回テストの実施を計画した。日回しテ
ストとは、実際の一日の業務の流れを意識し、
日中のオンライン処理から夜間バッチ処理ま
での一連の処理を、2・3日程度繰りまわす
テストである。これにより、バッチ処理時間が
処理量のピーク日でも想定時間内に収まる
ことを確認した。
・バッチ処理星取表を使用してのテストを
計画した。バッチ処理の中には、日次で実行
されるものだけではなく、週次や月次で実施
されるものもある。そのため、1回の日回し
テストですべての処理時間の検証を行うことは
できず、複数回に渡り実施することが必要で
あった。その際、どのバッチ処理が実行時間
テスト済みであるかをチェックするための星取
表を作成し、実施漏れがないことを確認した。
これにより、約200本あったバッチ処
理の確認を行うことができた。
(1500字)

<ポイント>
○品質目標を達成するための活動計画は2つ観点から書く。
 「品質目標を達成するための活動計画」としては、大きく「品質を作りこむための活動」と「品質をチェックするための活動」の2つがあります。
「作りこむための活動」としては、レビューやチェックリスト・開発標準の使用などがあげられます。
「チェックするための活動」としては各種テストが挙げられます。
その2つの観点で整理して記述すると何を書いたらよいか困ることはなくなるでしょう。

○実施する施策はありきたりのもので構わない。
 ここで書いているのも、レビューやチェックリストの使用・テストなど、どこのプロジェクトでもやっているような施策ばかりです。特にオリジナリティあふれる施策を書く必要はありません。
 ただ、単に「レビューを計画した」「テストを計画した」だけではなく、このプロジェクトの特性に合わせて何か工夫をした点についてアピールする必要があります。

○あくまでプロジェクトマネージャーの視点から書く。

 例えば、「性能面での目標「応答時間5秒以内」を達成するためWANの構成を見直し、従来のISDNから光ファイバを使用したネットワークに変更する計画とした」というのを書いてはいけません。
 それはプロジェクトマネージャーの仕事ではなく、アプリケーションエンジニアの仕事だからです。
 実際にはPMとAEを一人の人間が兼ねるケースは非常によくあると思います。また、PMがそうした技術的な判断をすることもあるでしょう。
 しかし、この試験はあくまでPMとしての知識やスキルをみるためのものなので、PM自身のITスキルで課題を解決してはいけないのです。
 書くとしたら、そうした性能面での目標を達成するために、どういう体制としたか(優秀なネットワークエンジニアをアサインするなど)・どういう開発プロセスを組み込んだか、ということを書くべきなのです。





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